SLOW SEWING

どんなに世の中が便利になっても、
とれないボタンというのはないものだな、と
制服のボタンをつけながらかんがえる。

針と糸はすきだけど、ミシンはにがて。
はやすぎるから。
針をうごかしていると、
気まぐれにあちらこちらを向きたがるアンテナが、
針のひとさし、ふたさしにすーっと小さく落ちていく。

ボタンをつけながら、図書館で借りてきた
通崎睦美『届くことのない12通の手紙』を聴く。
マリンバの音はやわらかく、夜をじゃましないのでなんどでも聴く。
通崎さんの本はよく見かけるが、読んだことはなく、
読んだらそれはそれでおもしろいのかもしれないけれど、
なんとなくこのマリンバの音は、音として記憶しておきたいとおもった。
本を読んだら、ビジュアルが別に立ちあがってしまいそうな気がする。
夜をじゃましない音楽というのは意外とない。

たまどめをきれいにできる人間になりたい。
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by mayukoism | 2009-10-05 04:21 | 生活