乃木繭子 本のある風景など。http://twitter.com/komayuko


by mayukoism
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2009年 10月 21日 ( 1 )

今日という日

図書館で借りたトートバッグいっぱいの本と、トイレットペーパーをかかえて、帰路をゆく。
気がつけば、部屋へとつづく階段のふもとの金木犀は、そしらぬ顔で緑にもどっている。
今年の花はみじかかった。
金木犀がおわれば、夜の風から鋭角になる。冬が準備運動をはじめる。  

昼間、ラジオ(TBSのキラキラ)を聴いていたら、今週はいちねんでいちばん穏やかな気候の
一週間になるでしょう、と気象予報士のササキさんが言っていた。
その前の道路交通情報では、アナミさんが、車の数は少なくなっています、現在渋滞はありません、
いずれの高速道路も順調に流れています。―高速、―高速、いずれも渋滞はありません、
―号線、―号線、いずれも順調です、と、言っていた。

このあと日の出会があるというので、昼間に研いだ新米を炊いてから出かけようと思う。
窓辺に干した知人のパーカーはまだ乾いていない。
ひょっとして明日はこれを着るのではないかしら、と、暑くもないのにエアコンをつける。
早く乾くのではないかと思って。

夕方のざわつきがまだ残る部屋に、炊飯器のぷす、ぷす、という音がときどきひびく。
ひとりでいると、お米を炊いているのをわすれて、なにか物音がする、と身構えてしまうことがある。
冷蔵庫をあける。きっと研ぎ猫さんが、またたくさんメインメニューを用意してくれているから、
なにも食べずに行こうと思うけど、とりあえずビールは飲みながらあるこう。冷蔵庫をしめる。

ばちん、と音がして白米が炊けた。蒸気口から米色の蒸気がもくもくと吹きだしている。
冷凍する分は小分けにしてラップに包み、ひょっとしたら明日の昼に食べるかもしれない分は、
お茶碗に入れたままラップをかける。
日の出会から帰ってくるころには、冷蔵庫に入れられるくらいに冷めているだろう。

ああ、これがどうしようもなくわたしの暮らし、と思う。

あまりにも寒いのでエアコンはやっぱりとめる。パーカーが明日までに乾くといいけど。
今晩はオリオン座流星群のピークだと言う。オリオン座とふたご座のあいだの空に、
明け方の4時ごろが見ごろだというから、きっと見られない。
眠ろうと眠るまいと、星はながれる。それだけのこと。それだけのことが終わらなければそれでいい。
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by mayukoism | 2009-10-21 19:38 | 生活