乃木繭子 本のある風景など。http://twitter.com/komayuko


by mayukoism
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2008年 11月 14日 ( 1 )

桂馬が歩けば夢にあたる

うすら寒い休日。
ブーツのファスナーをぐいっとあげて、街を横断する。
休日は、気分でだれにでもなれる。
心に迷いを秘めた団地妻にも。
休憩中に恋人を思うタクシー運転手にも。
くだらない想像をしながら、知らない道をずんずんと歩くのだ。

行き先は図書館とブックオフ2軒。
図書館へはリクエストした本が届いたとの報せをいただいたゆえ。
あとは前述した衣更着信と藤井貞和の詩集があれば。
衣更着信は現代詩文庫を見つけた。
藤井貞和は、めあての詩集が区内のどこにもなく、リクエストすると、
時間がかかりますよ、と言われた。
いくらかかってもいい。忘れたころに届くのもよい。
その足で、やや遠いブックオフへ。

月末に市に出店することになったので、多少セドリができればと。
客層がわからんのだよなあ。
ブックオフだと、やはりあたらしめの本しかない。
コンセプトやねらいをどうするか迷いながらも、まあまあの収穫。
もう恋なんてしない、もとい、もう均一棚しか見ない。

もう一軒のブックオフへは列車に乗っていく。
絵本の棚で『おそばのくきはなぜあかい』(石井桃子・文初山滋・絵/岩波書店)。
復刊本。これは均一でないが、うつくしいので買う。
このブックオフでは、初山滋絵本を前にも見つけた。
どうして売られてしまったのだろう。
セドリ初日としてはそれなりに満足し、徒歩で帰宅。近いので。

夜は、知人と新文芸座「映画作家・川島雄三」。
『しとやかな獣』と『人も歩けば』の二本立て。
周りに映画好きが多かったので、映画を観たあとは語らなければいけないという
先入観があるよ、と言うと、それはないなあ、と言う返事で安心した。
語らないことにする。

ただ、川島雄三の映画を観たあとは、あたまの中が広くなる。
開けた場所に出て、いろんな景色が、自分なりの地図が、なんとなくはっきり
見えそうな気がするのだ。
いわばなんでもありなのだ、とそんなことを思いつつ日高屋の餃子を食す。
それにしてもフランキー堺という俳優は、わたしにとってオアシスのような人だ。
この人に、たとえスクリーンの中でも、会えてよかったと思う。

今日もチーズクリーム大福はなかった。
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by mayukoism | 2008-11-14 02:00 | 見たもの