乃木繭子 本のある風景など。http://twitter.com/komayuko


by mayukoism
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きみのちいさな兵隊になりたいのに(Metro『そわれ』より)

読解力、があるように音解力というのもあると思うのだよ。
あるひとが選曲したCD-Rを聴いて、

・京都の大学生(くるり)
・あなたと歩くの(二階堂和美)
・そわれ(Metro)

この並びがすばらしく、この3曲のみをプログラムして、くりかえし聴いたりしている。
ここで「この歌がよい」と思う自分のアンテナというのは、詩に拠るところがかなり大きい。
詩が先にあり、付随する音がある。
詩と音はつらなり不可視の立体となり、感性の回路をごつごつと通過する。
そのごつごつがここちよかったり、自分にとってあたらしいと、詩の意味がすりきれるまで
何度でも聴く。
では、詩のない曲や詩の意味のわからない洋楽についてはどのように聴くのかというと、
そこが問題で、聴きかたがよくわからないのである。
たぶんわたしは音楽を「聴く」というよりも音楽を「読んで」いるのだと思う。
音楽を感じられるかどうか、という点において多少のコンプレックスがある。
音楽がなくても、たぶんなに不自由なく生きていけるだろう。
では、詩がなかったら?
どうだろう、どうだろうな、きっともっと長生きしてしまうのではないかな。
それもいいのかもしれないよ。

今日もデートは左京区
大学近くの喫茶店
はよ大人になってくれ
原チャで来はったわ

(くるり『京都の大学生』より)

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by mayukoism | 2008-12-17 01:44 | 言葉