乃木繭子 本のある風景など。http://twitter.com/komayuko


by mayukoism
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あなたとわたしの間にある深い川

だいたい元来が怠け者なのだ。
なのになぜか外ではたいていしっかり者扱いで、期待に答えなくてはと、
なんとなく動きだけは機敏にしてみせたりする。
何が言いたいのかというと、普段と同じくらいの時間(午前3時くらい)に
就寝したはずなのに、目覚めたら昼の2時だった、という話。
勤務中の自分がものすごい働きをしているというわけではまったくないけれど、
無理にギアを入れていることは確かで、それが休日の異常な睡眠時間として
出ているような気がする。
とりあえず本を借りに外へ出る。

読了。
『蟋蟀(こおろぎ)』(筑摩書房/栗田由記著)
『花束』(朝日新聞出版/木村紅美著)
『ctの深い川の町』(講談社/岡崎祥久著)

すべて図書館本。
栗田由記も木村紅美も悪くはない。文章はうまい。けどそれだけだ。
栗田由記は川上弘美を超えられていない。木村紅美は角田光代を超えられていない。
この3冊の中では岡崎祥久が断然よかったけれども、いかんせん短すぎる。
岡崎祥久はあまり評価されていない、というか、評価の俎上にも
のせられてない感じがするけれど、この人はまず言葉選びのセンスがたいへんいい。
言葉選びと言えば長嶋有、のあざとさもないかわりに、いまひとつ辛抱が足りない。
もう少し我慢してきっちりと長編を書いてほしい。
あと、講談社は今こそ岡崎祥久のデビュー作『秒速10センチの越冬』を、
個人的には意味のわからない蟹工船ブームにもう思いきってえいとのせちゃって、
文庫化すべきだと思うのだけど、やはり売れる見込みなしと思われているのだろうか。
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by mayukoism | 2008-10-29 03:49 | 本のこと