乃木繭子 本のある風景など。http://twitter.com/komayuko


by mayukoism
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

供養というビジネス

夏休み2日目。
たいして遠くもない実家に帰る。

わたしがまだ行ってないから、と5月末に亡くなった犬の墓参り。
東京の西にある動物霊園。
「○○家愛犬の墓」と彫られた立派な墓石の間を抜ける。
ちょっとした庭園のように整備された区画の奥に、四角い建物がある。
アパートみたいに並んだ部屋にはそれぞれ番号と日付がついている。
扉を開けると壁一面に動物たちの写真とお供え物。その後ろに骨壷。
これが合同納骨堂。お鈴をたたく。ちーん。

ううむ、まったくしっくりこない。
ここにうちの犬はいないな、と思う。
こういうビジネスが成り立つのはわかる気がする。
実家の玄関を開けると、まだ犬の匂いがする。
わたしが帰るとかならず飛びついてきた。
足が弱くなってからも、最期に会った一度以外、わたしにはかならず飛びついた。
いまでも玄関の前で、まだ身構える。
身構えてから、あ、もういなかったと思う。
かつてはいた。たしかにここに寝そべっていた。
でもいまはいない。
玄関でそのことを思う。それだけ。

天気図上で台風がものすごいカーブをえがいていた。
そのせいなのか夜になって雨。
雨の中帰宅。
くんくん、さっきまで人がいた気配。
電話するとやっぱりすれ違いだった。
そんな日もある。

昨日買った本。
ブックオフにて。
『カトリーヌとパパ』(講談社/P・モディアノ著/J・J・サンペ絵)
『帰りたくない!神楽坂下書店員フーテン日記』(光文社知恵の森文庫/茶木則雄著)
『顔のない裸体たち』(新潮文庫/平野啓一郎著)
『SWITCH 2005vol.23 特集・大切な人に宛てた手紙』
上から105円、105円、200円、300円。
K書房にて。
『詩のふるさと』(新潮文庫/伊藤信吉著)※サイン入り
『ひと恋しくて』(中公文庫/久世光彦著)
『読ませる話』(文春文庫/文藝春秋編)
『彷書月刊 2003年9月号 特集・絵葉書蒐集家』
上から200円、250円、100円、250円。
[PR]
by mayukoism | 2008-09-15 23:51 | 生活