乃木繭子 本のある風景など。http://twitter.com/komayuko


by mayukoism
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さっきまで晴れていた

深夜、雨の音で一度目覚める。もう一度覚めると朝だった。
損したような気持ちで起きる。

ここのところ仕事を次の日に持ち越すことが多く、
昨日も、これとこれは明日!と自分に言い聞かせて帰った。
当然のことながら明日、つまり今日の自分は、昨日の
自分のしりぬぐいからはじめなければならない。
そのことを朝の車内でなんだかなあ、と思う。

読みかけの『贋世捨人』(文春文庫/車谷長吉著)が
どんどん面白くなり、休憩時間も読みすすめる。
先日読んだ『妻の部屋』(文春文庫/古山高麗雄)も
忘れがたく、いわゆる「私小説」づいている。
が、「私小説」を語れと言われてもよくわからない。

本当かどうかはどうでもよくて、ただ、この物語の
中で語られている言葉は「体験」であると思う。
「体験」を感じられる言葉でないとおもしろくない。
そしてどうも感想やレビューが苦手なわたしは
たぶん読むことを「体験」していないのだなということに
思いいたる。
キーボードをたたく指くらいの感触でもいい、目で追う
言葉を「体験」する力がもういちど(かつてはあった
気がするのだ)ほしい。

そのためには早く寝ることもひとつであるような気がする。
集中力という意味で。

夕方、仕事でいい話を立て続けにふたついただく。
そのうちのひとつはうまくやれば、いろんな人をいい意味で巻きこんで、
愉しむ、あるいは愉しませることができるかもしれない。
まだ、思いつきの段階だから、慎重に練りたい。

夜、久しぶりに人を見送る。
携帯電話がなかった時代のことを思い出す。
ここから先は相手が生きていても死んでいても
わからない、見送るというのはそういうことだった。
これきりかもしれない、最後かもしれない、
そういう切実さに少し鈍感になっているよな、と
思って、すぐ帰ってくるはずなのだが、心の中で
必死に見送った。

深夜、雷がなりやまない。
そう、ネットようやく開通しました。
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by mayukoism | 2008-08-30 02:10 | 生活