乃木繭子 本のある風景など。http://twitter.com/komayuko


by mayukoism
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行きあたりばったり時間割

AM7:00
寝すごした、と思いながら目覚める。ふと見ると昨日のワンピースのままである。携帯電話から日記を更新しようと横になりそのまま寝てしまったらしいのだが、寝入る直前の記憶がまったくない。かしゃん。シャッターを切るように眠りの国へ。ちなみに今日は休日、もう一度寝ることにした。かしゃん。

AM10:30
ふたたび目覚める。讃岐うどんを茹でながら、冬物洗濯大作戦を実行にうつす。ようやく、というかいまさら、というか。ここ3ヶ月くらいの多忙、身の回りのめくるめく変化をぼんやりと思う。しかしなんでこんなにチョッキが多いんだわたし。しかもほとんどお下がりじゃないか。もう何も考えずぽいぽいとほうり込む。

AM11:30
シャワーから出るとハリー・ポッターからメール。最終巻の発売日でどの書店も人が駆り出されているようだ。1巻目発売当時は郊外の書店で働いていて、店頭に出した2冊があっというまになくなったので慌てて追加注文をしたら、もう騒ぎになっていた。ハリーは決して読まないけどあの喧騒は『ダディ』の次くらいに忘れがたい。

PM13:30
NHKスタジオパークの再放送に樹木希林が出ている。どこかで面白がっているんですよね、の一言にそうなんだよなあ、と頷いてしまう。父から電話。八王子の事件の話と、自転車の話。新しい部屋に自転車が置けないのだが、雨の日も飲みつかれた朝帰りの日もさんざんお世話になったし、まだ乗れるので、実家で預ってもらうことにした。

PM15:00
市役所で転出届、郵便局で住所変更の手続きのため外出。別れを決めた愛すべき自転車の様子がおかしい。だだこんだだこん。後輪がパンクしている。駅前に自転車屋さんがあったはず、と押しながらむかうと「定休日」の札。時間がないので、自転車は駐輪場に置き、とりあえず市役所と郵便局に行く。

PM16:30
隣駅のブで数冊の本を売る。査定の間に均一の文庫を見ていたら、気になる本が続々とあらわれて、みるみるうちに両手がふさがる。なんだこれ。査定は5冊で640円。買った本は9冊で1345円。明らかに計算がおかしい。何かの陰謀にちがいない。しかも引越するって言ってるのに!首を傾げながらブをあとにする。

PM17:00
さて自転車をどうしよう、と思い駅前の交番に寄る。すいません、このへんに自転車屋さんないですか。お巡りさんが指さしたのは定休日の自転車屋さん。いえ、あのお店お休みなんであそこ以外にないですかね、と(図々しく)尋ねると、部屋の奥から電話帳を持ってきてくれて、なんと電話までしてくれる。さらに電話した自転車屋さんは定休日だったにも関わらず、わたしが来るまで入口を開けておいてあげる、と。なんなんだこれは、と思う。なんでみんなこんなにやさしいんだ。わたしは何もしてないのに。お巡りさんにお礼を言って、案内された自転車屋さんへ。半分開いていたシャッターを覗くとタイガースのTシャツを着たおじいさんが一人。この時期は空気をこまめにいれないとだめだよ、と怒られながら、パンク以外の傷んだ箇所も補修してくれた。わたしはパイプ椅子に座らされて、ずっとおじいさんの手元を見ていた。

ディスプレイとして天井に飾られた古い黒の自転車。さまざまな自転車の絵葉書が入ったパネル。床にいくつも落ちているキーホルダー。チューブをいれると揺れるバケツの黒い水。

しばらく自転車にも乗らないし、このお店にもきっと、二度と来ない。

パンク修理は1000円だった。もし新しい町で折りたたみ式の自転車を買うときは、必ず地元の自転車屋さんに行こうと思った。お礼を言って自転車に跨がるとペダルが軽かった。夕暮れ時に自転車に乗るのは久しぶりだ、と思いながら、花びらみたいな赤い雲に向かって自転車をこいだ。

買った本。
『いつか物語になるまで』(晶文社/中上紀)
『十六夜小夜曲』(新潮文庫/阿木燿子)
『May Be The Best Year of My Life』(新潮文庫/オフコース)
『マチョ・イネのアフリカ日記』(新潮文庫/西江雅之)
『阿修羅のごとく』(新潮文庫/向田邦子)
『さよなら子どもの時間』(講談社文庫/今江祥智)
『向田邦子全対談』(文春文庫)
『星の旅』(河出文庫/藤井旭)
『暮しの眼鏡』(中公文庫/花森安治)
花森安治だけ400円でした。
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by mayukoism | 2008-07-23 21:24 | 生活