乃木繭子 本のある風景など。http://twitter.com/komayuko


by mayukoism
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正午の神保町



打ち水の跡が、見たことのない地図のようにひろがっている。
地図はじわじわと、あたりをうかがいながら夜空になろうとしている。
均一棚の背表紙が、いっせいにハレーションをおこす。
自動ドアがひらくと、なだれこんできた人々の輪郭がからまりだして、
本なのか人なのか、反転した目玉ではもうわからない。
炭酸水はどうして昼間だけでできているのだろう。
手のひらで受けようとする。そうしなければいけない気がして。
まくらでないものをまくらにするとどうして気持ちがいいんだろう。
昨晩は大辞林にタオルをまいてねむった。
ひかりは、ひかり以外のなにも生まないねとだれかが言ったから、
そのひかりでたぶんあそこの島が買えますとおしえてやった。
日が暮れたらたぶん見えなくなってしまう、
ちいさいちいさいとこなつの島だよ。
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by mayukoism | 2009-08-21 01:31 | 言葉