乃木繭子 本のある風景など。http://twitter.com/komayuko


by mayukoism
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未読から既読になる前に

池袋の雨はあかるい。
つやつやと波うつアスファルトを見ながら、眼球の内側ってこんな感じじゃないかと思う。

購入。
『1Q84』(1)(2)(村上春樹著/新潮社)

知らない番号から着信があるなあ、と思っていたら、わめぞで知り合ったKさんだった。
5月26日のこのブログを見て、『1Q84』が本当に水曜日に発売されるのか、たしかめたかったとのこと。
電話口でしばし、村上春樹について語り合う。
たぶん、ひとつにはタイミングなのだ。
だれもが村上春樹を読むわけではない。
村上春樹が読めない、という人は、村上春樹を「読む人」が想像するより意外と多い。
親しい人に「読めない人」が多いので、村上春樹を読むとき、わたしは「読めない人たち」のことを
想像しながら読む。そういう人たちに届く言葉とはなんだろうかと思いながら、読む。

まだひらいていない。
その前に、今日発売した『コーラス』を読んでいたら、『Office You』の告知で、なんとあの
『月の夜星の朝』(本田恵子)の、「35ansシリーズ」新連載がはじまった、と出ている。
ええっとのけぞってしまった。
見たいような、見たくないような。
りおと遼太郎ですよ。森村先輩ですよ。にこちゃん、ですよ。北風のうしろの国ですよ
あの十字架のペンダントが全プレで出たときは小学生のわたしもどきどきしました。送らなかったけど。
小説は忘れるけど、少女漫画の内容はなんとなくおぼえているのが不思議。
そういえば、『月の夜星の朝』をはじめて読んだころが、ちょうど1984年だ。

さていつから『1Q84』を読もうか。
未読から既読になる前の、一度しかないこのしずかな時間。
この厚みの中にいつだって知らない世界が、もう破裂しそうなくらい、ぱんぱんにふくらんでいる。





余談ですが、「『1Q84』ってぜったい『IQ84』と間違えてる人がいるよね」と知人が言っていて、
たしかに!と笑っていたら、今日職場の書誌検索機がまさにその間違いをおかしていて、
目の前が暗くなった。
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by mayukoism | 2009-05-29 01:45 | 本のこと